こんばんは。おつかれ生です。三澤です。
一日終了ということで飲みながらつらつら考えてます。
トウモロコシとエダマメを共生栽培する、という話が、「やさい畑」でも「やさいの時間」でも、わりと繰り返し出てきます。
トウモロコシの株元は、たしかにエダマメが育つぐらいのスペースは空いているし、根粒菌で空気中のチッソを固定するエダマメと、肥料食いのトウモロコシが見事に共生、限られたスペースを有効活用して2品目、なんて素敵!と、僕も最初はそう思ったんですが、落ち着いて考えてみると結構疑問がわいてきます。
まず、トウモロコシと枝豆では施肥量が桁違いに違います。
トウモロコシ用に施肥した場所にエダマメを蒔いたり植えたりしたら、明らかにチッソ過剰でツルぼけになってしまう。まともに実が成らない。
といって、施肥量を控えてエダマメの根につく根粒菌が供給してくれるチッソをあてにしても、トウモロコシには利用できない。エダマメの根粒菌は、エダマメだけのものです。他の野菜はいくら近くに植えても利用できない。
そうじゃなければ、トマトでもキュウリでもナスでも、あらゆる野菜の近くには、根粒菌を持つマメ類を植えればいいじゃない?ということになりますが、そうはいかないんですよね。
根粒菌は、マメ類だけのもので、他は利用できない。根粒菌は移らない。移動しない。
マメ類のみと、ギブアンドテイクの関係が成り立っている。
トウモロコシとエダマメを一緒に植えるのは、栽培スペースとしてはOKでも、肥料養分的には、どちらもまともなものは育たないのではないか。
そう思います。
共生栽培することで、本当にどちらも最高の品質のものが穫れるとしたら、その秘密はなにか?
答えがあるなら知りたい。
今の僕の知識では足りないようです。
それではまた。