大きく肥大した開花前の蕾を収穫
野菜のライフステージで見ると、キャベツやハクサイなどの外葉タイプの野菜より、もう一歩進んだ花が咲く直前の収穫。
栽培期間も長くなり、チッソやミネラルの施用量も多くなります。
ブロッコリー・カリフラワー
ブロッコリー、カリフラワーは、どちらもキャベツの仲間で、アブラナ科です。
アブラナ科は共通して、アオムシ、アブラムシなどの害虫の被害に遭いやすい特徴があります。
ミネラルをしっかり効かせ、チッソ過多の生育にならないように注意すれば、病害虫を防ぐことができます。
よく育てるにはスタートダッシュが肝心
ブロッコリー、カリフラワーで収量を多くするには、花蕾部のつけ根を太くすることが大切。
そのためには、初期の生育を良くし、葉を大きく育てることが肝心です。
チッソの多いアミノ酸肥料を効かせ、良いスタートダッシュが切れるようにしましょう。
外葉が大きく広がり、株が大きくなって、チッソが切れはじめてくると、花蕾がつきはじめます。
花蕾が大きくならない?
ブロッコリー、カリフラワーは、生育初期の株が小さいうちに低温に遭うと、花芽が早くつきすぎて、花蕾が大きくならないことがあります。
これを「ボトニング(早期抽だい)」と言います。
栽培適温を守ること、遅霜にあたる恐れがある場合は防寒対策を行う必要があります。