葉が大きく水を好む
サトイモは葉の面積が大きく、カラダの水分が水蒸気として多く放出されるため、たくさんの水を必要とする野菜です。
夏の水不足は大敵なので、株元にマルチをして乾燥を防ぎます。
サトイモの特徴・肥料
サトイモは、元肥を多く必要とする野菜。
保水力のある肥沃な土壌を好みます。
野菜大きな葉を広げて生長し、葉柄の基部が肥大して親イモを作り、そのまわりに子イモ、孫イモがつきます。
栽培のポイントは、まず初期の肥効を高め、大きな葉を作ること。
イモが肥大を始める頃には、チッソは最低限まで切れるようにして、盛んな光合成で作られる炭水化物をイモに貯めこむようにします。
孫イモまで欲張らない
重要なポイントは、子イモでチッソは吸い切るような生育を持っていくことです。
欲張って孫イモまで作ると、子イモに十分な炭水化物が溜め込まれず、全体の品質を落とします。
サトイモのミネラル
サトイモは栽培期間が長く、ミネラル分が途中で欠乏しやすくなります。
なかでもマグネシウムは不足しやすいミネラル。
大きな葉を維持して光合成をよく行うためには、マグネシウムは一時も切らさないように注意しましょう。
光合成で作られる炭水化物の量が、イモの品質そのものを左右します。
その他のミネラル全般に、不足しないように追肥で補います。
※サトイモは基本は元肥だけで育てます。
砂質土などで肥料が流れやすい場合はアミノ742の追肥、またミネラル欠乏の兆候が見られる場合カルシウム、マグネシウム、クワトロネオの追肥を行います。