日誌

冷蔵庫でホウレンソウの芽を出す

BLOFで有機栽培_家庭菜園_ホウレンソウ_冷蔵庫で低温発芽
ホウレンソウのタネ、発芽が完了。
1週間ほど前に、ひと晩水につけてからキッチンペーパーでくるんで冷蔵庫に置いておいたものです。
厳寒期にビニールトンネルでスタートする保温栽培は、なにより芽が出なければ始まりません。

BLOFで有機栽培_家庭菜園_ホウレンソウ_冷蔵庫で低温発芽

この方法は、ひと晩タネを水につけたあと、冷蔵庫に入れると発芽が良くなるという、しばらく前の「現代農業」を参考に、試してみたものです。
実際やってみると、見事に芽が出そろいました。

現在12月10日。
朝は真っ白な霜が降りるようになってきました。

これからの時期に真冬の保温栽培をスタートするには、とにかくまずは芽を出させられるかどうかが一番のポイント。
とくにホウレンソウは、マイナス10℃にも耐える野菜。
芽が出てしまえばあとはなんとかなります。

ちなみに、タネの袋に書いてある「発芽適温」は、実際よりも少し高めの温度が書いてあります。
暖かいほうがたしかに芽は出やすいですが、タネ1粒1粒に質の良し悪しがあり、高い温度で発芽させると、弱いタネまで芽を出してしまいます。

低温では、発芽日数も多くかかりますが、そのぶん、強いタネがじっくりと発芽し、毛細根が増えます。
この点がとても大事で、カルシウムやマグネシウム、マンガン、カリウム、そのほか微量要素のミネラルを吸収するのは、この毛細根です。

高温時の発芽では、地上部がどんどん生育して、根の毛細根が発達しません。
低温で発芽させることで、毛細根の多い強い苗が育つという、大きなメリットがあります。

関連記事

TOP