作物本来の力を引き出す「BLOF理論」
有機栽培を成功させる3つの分野
BLOFとは、「Bio Logical Farming」の略で、自然の法則や作物の生理に合わせて作物の栽培を行う技術、という意味。
BLOF理論には、大きく分けて3つの重要な分野があります。
- 作物の成長の土台となる「土つくり」
- 人間にも植物にも、生きていく上で欠かせない「ミネラル」
- 野菜のカラダづくりを行う「アミノ酸肥料」
それぞれの円の比率に注目してください。
円の大きさの比率が、重要度、優先度をあらわします。
なによりまず良い土が出来ていなければ、野菜はよく育つことが出来ません。
そしてミネラルが不足すれば、アミノ酸肥料をよく吸収し、活かすことも出来ません。
3つはどれも重要で欠かせないものですが、その重要度には順番があります。
家庭菜園でも高品質な有機野菜が多収穫できる
今までの有機栽培は、経験や勘に頼るものが多く、しっかりとした根拠を持たないものがほとんどでした。
米ぬかをまいておけば、鶏糞をまいておけば、ぼかし肥をまいておけば、といったものが多く、何をどのくらい入れれば本当に効果的で、収穫が多くなり、甘みや栄養分が増すのか、という部分はとてもあいまいです。
BLOFでは、これまでの有機栽培のように、経験や勘で行うのではなく、科学的、客観的な根拠に基づいて適量の肥料を与え、栽培を行います。
またBLOF理論は、作物の自然な生理や、自然の法則にのっとった栽培方法です。
化学農薬や化学肥料で、作物の生き様をねじまげるのではなく、生育をサポートし、作物が本来持っている力を最大限引き出す栽培方法です。
これにより、通常の慣行栽培では考えられないような、高品質、高栄養、多収穫の有機野菜つくりが可能になります。
BLOF理論は、多くのプロ農家が高い成果を挙げている栽培方法ですが、家庭菜園でも十分に再現できる栽培方法です。
しかもそれは、それほど難しいことではありません。